廃油せっけんの作り方
・20リットル以上のポリバケツ
・かき回すための大きな泡立て器か木の棒
・サラダ油やごま油の食用油の廃油が2.5リットルから3リットル
・発酵ご飯を作っておきます。
大きめのビンに茶碗1杯~丼1杯のご飯と2リットルの水を入れて、2週間ほど日に当てておくとご飯が発酵してアルコールができます。
・フレーク状の苛性ソーダを450g。
苛性ソーダは、薬局で購入することができます。
ただし、購入の際に印鑑が必要な時があります。
・ゴム手袋を着けてせっけん作りをします。
作成途中のせっけんは強いアルカリ性ですので素手で触れるとまず間違いなく肌荒れを起こします。
完全にせっけんが出来上がるまで、絶対に素手では触らないようにしましょう。
廃油せっけんのレシピ
1.ポリバケツに発酵ご飯を入れます。
ビンの中身のご飯と2リットルの水をそのまま入れます。
2.苛性ソーダを入れて泡立て器か木の棒で混ぜます。
苛性ソーダを入れると発熱し、湯気やにおいが発生します。
中身が手や服に付いたり、湯気を吸い込まないように注意しましょう。
3.発酵ご飯の原型がなくなるまでよく混ぜたら冷まします。
4.冷めたら廃油を少しずつ入れて混ぜます。
ゆっくりとゆっくりと混ぜるのがコツです。
混ぜる時も手や服に触れないように注意しましょう。
5.よく混ざったら1日~2日の間、置いておきます。
時々かき混ぜるとフレーク状に固まり、次の作業がやりやすくなります。
フレーク状に固まってきても、素手で触らないようにしましょう。
6.全体が固まったら10リットルのお湯(水でもよいが時間がかかります)を少しずつ入れていきよく混ぜます。
7.ゼリー状になったら完成です。
廃油せっけんが大量にできますので、小瓶などに分けておくとよいでしょう。
廃油せっけんの作り方ワンポイント
廃油せっけんが固まらない時は、発酵ご飯を作るときのご飯の量を多めにすると堅めのせっけんができます。
ご飯の量が少ないとトロトロのせっけんができます。
廃油せっけんのレシピワンポイント
完成した廃油せっけんは、台所やお風呂やトイレなどの家の掃除に使うとよいでしょう。
換気扇の油汚れもすっきりきれいになるでしょう。
廃油石けんを洗濯で使用する場合は、廃油のにおいが気になると思います。
作業着や靴下、スニーカーなどの靴などには使用してもよいでしょうが、デリケートな衣類には使用しないほうがよいと思います。
また、洗髪や洗顔なども使用は避けたほうがよいでしょう。
廃油石けんを洗濯や洗顔で使用したい場合は、「塩析」という方法で精製した廃油石けんを作るとにおいのないせっけんができます。