はしかの感染を防ぐワクチンの予防接種を無料で利用できる方法！
無料ではしかの予防接種を受けるには風疹の予防接種補助を利用すること！
風疹の無料予防接種ははしかの予防にも対応
風疹の予防接種に使われるワクチンには、はしかのワクチンも一緒に入っているMRワクチンを使用するため、はしかの予防も同時に行えます。
つまり風疹の予防接種補助を利用することで、無料ではしかの予防接種も受けることができます。
通常、はしかと風疹のワクチンは小さい子どもの時に2回接種され、これは無料ですが、期間を過ぎると費用が発生します。
はしかと風疹を同時に予防するための「MRワクチン」は、公費による「定期接種」として提供されており、就学前の幼児がこのワクチンを接種できます。
この「MRワクチン」は、1歳から2歳になる前に初回、そして5歳から7歳になる前の小学校入学前に2回目が接種されるよう定められています。
接種を公費で受けるためには、特定の期限が設けられており、▽第1回目は2歳の誕生日前日まで、▽第2回目は小学校入学前の3月末日までです。
この期間を過ぎるとはしかと風疹のワクチンを接種するためには費用が発生します。
風疹の予防接種補助はどんな人が利用できる？
特定の条件に当てはまる人々は、地方自治体や国の補助を利用して無料で風疹の予防接種を受けることができます。
無料で接種を受けられる対象者には、妊娠を希望する女性やその家族、特定の年代の男性（1962年から1979年に生まれた人）が含まれます。これらの人々は、風疹が引き起こす合併症のリスクが高いため、無料で予防接種を受けることが推奨されています。
無料ではしかと風疹の予防接種を受けられる特定の人について
（1）妊娠を考えている女性やその家族、または妊娠中の女性の家族は、風疹の感染によって生じるリスクが高いため、無料で予防接種と抗体検査を受けられます。風疹ウイルスが胎児に感染すると、心疾患や難聴、白内障などの先天性風疹症候群（CRS）を引き起こす可能性があります。このため、風疹の抗体が不足している場合、補助を利用して無料でワクチンを接種できます。地方自治体によっては、妊娠希望者の家族であっても、特に同居している祖父母がこの補助の対象となることがあります。
（2）1962年4月2日から1979年4月1日までに生まれた男性は、過去に国や地方自治体による公式な予防接種の機会を受けていないため、無料で風疹の抗体検査と予防接種を受けることができます。この年代の男性が風疹に感染すると、家族や周囲の人々に病気を広めるリスクがあるため、予防接種を通じて自身と周囲の健康を守ることが推奨されています。
さらに、定期接種を受けていない2歳以上18歳以下の子どもや、一定の条件を満たす19歳以上の人も、地域によっては無料でワクチンを受けることが可能です。はしかや風疹の感染が広がっている現在、自分の居住地でどのような支援が受けられるかを調べ、予防接種を受けることが重要です。
はしかと風疹の無料の予防措置について
はしか（麻疹）は感染率が非常に高く、高熱や皮膚の発疹、咳や鼻みずなどの典型的な症状が現れます。また、重篤な合併症を引き起こすリスクもあり、成人になると症状がより深刻になることが多いです。同様に、風疹も周期的に流行し、特に今年はその流行が予想されています。これらの病気に効果的なのは、予防接種を受けることです。
「はしか」とは…どんな病気？！
「はしか」とは…どんな病気？！
はしかは、ウイルス性の感染症で、患者がせきやくしゃみをすることで放出された粒子にウイルスが含まれていて、それを吸い込むことで感染します。
はしかの感染力は？
空気感染のほか、飛まつや接触を通じて広がることもあり、感染力は極めて強く、免疫がない場合、感染者と同じ室内にいただけでほぼ確実に感染するとされています。
はしかはどんな症状が現れる？
厚生労働省によりますと、はしかに感染すると、およそ10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れ、2、3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が現れるということです。
発疹は、症状が出始めてから数日たたないと出ないため、最初のうちは、はしかと判断しにくいこともあるということです。
はしかに感染すると亡くなるケースもある
さらに、感染による合併症として肺炎や脳炎が引き起こされて重症化することもあり、特に脳炎についてはおよそ1000人に1人の割合で起き、中には亡くなるケースもあります。
アメリカのCDC＝疾病対策センターによりますと、はしかに感染した子ども1000人中、1人から3人は呼吸器や神経系の合併症で亡くなるとしています。
はしかの特効薬はないため、ワクチンなどで感染を防ぐことが重要だとしています。
